JA(農協)辞めたい理由ランキング!1位はやっぱりアレ

どうもこんにちは。元農協職員のブロガーのおぜに@ozeni0625です。今はWEBコンサルタントやってます。


僕は新卒で地元のJAに入りましたが、2年弱勤めて辞めました。今(2019年3月)から2年と少し前になります。


もともとJAに入ろうと思った理由は、就活が全然ダメで、地元のJAを受けてみようと思ったことでした。


入組前の僕のJAに対するイメージは、「安定」「仕事ラクそう」「アットホーム」という感じでした。


実際は、僕のいた部署は比較的良い環境だったので、「仕事がラク」「アットホーム」というのは当たっていましたが、他部署ではものすごく劣悪な環境で働いている人もいました。


毎年、退職者がたくさんいて、みんなそれぞれ不満があって辞めていったようでした。


今回は、JA職員が辞める理由ランキングを作ったので発表していきたいと思います。順位は僕の独断で決めましたが、実際に退職者達から聴いたり、ネットの掲示板を徘徊したりしたので概ね当たっていると思います。


5位:サービス残業

僕自身は残業はほぼしていなかった(月0〜10時間)ですが、普通にみなさん残業してました。もちろん残業はサービス残業です。


必要性のある残業をしている人もいたけど、帰りにくいから残っている人もとても多い印象でした。


田舎特有の陰湿な文化があるので、定時で即帰るのはタブーな雰囲気もありましたからね。


サービス系の部署の人は本当に忙しそうで、月50時間以上もしてました。こんなに残業してその全てがサービス残業になってしまうとやってられなくなりますね。


4位:将来性がない

僕が辞めた理由がコレです。


農協は安定しているように見えて、実はかなり未来が暗い組織です。


農協の主要顧客の農家は殆どが高齢者なので、20年後くらいには今の顧客のほとんどが引退してしまいます。

農業以外にもたくさんの事業をやっていますが、色々手を出しすぎ感が否めないです。ほとんどの事業が他社に大きく劣っているので農協をひいきしてくれる今の年配者さん達が引退していったときに危なそう。


農協が危なくなってから転職をしようにも、他社で潰しが効くような仕事内容ではないのでかなりの苦戦が予想されます。


3位:異動

毎年、年度末頃に大規模な異動が行われますが、この時期は本当に退職者が多い。


異動の何が嫌かというと、いきなり未経験の職種に変わることです。


長年事務系の仕事をしてきたのに、いきなり共済の営業に変わったりします。


農協では、部署や職種によって労働環境やストレスにかなりの差があるので、残業がヤバイ部署や、ノルマがヤバイ部署に異動を命じられた人は辞める人が多かったです。


特にみんなが嫌がっていた異動先は、共済の渉外担当(LA)でした。でも、この担当者は成績が良ければ部長クラスよりも給料が高い人もいるので、唯一給与体系が年功序列ではないので、若い人でも高給取りになれるチャンスでもあります。また、ここで結果を残せれば他社の営業職へ転職することもできるので、未来の明るい職種だと思います。キツイようですが。


2位:給料&昇給が少ない

農協の給料はかなり低めに設定されています。ただ、田舎だと全然普通くらいだったりしますけどね。


ただ、公務員や銀行、上場企業と比べるとかなり少ないです。20代後半になると他社とは年収で少なくとも100万円以上の差は出ていますし、30〜40代だと2倍〜3倍の差になっていることもあります。


なぜこうなるかというと、毎年の昇給が少なすぎるからです。初任給では他社と遜色ないのですが、僕のいた農協では昇給が年に月額約2000〜3000円分しかありませんでした。※昇給額はその各農協によって違います。


この昇給制度のせいで、僕のいた農協では10年続ても初任給より3万円くらいしかアップしないので、それを知った時にかなり絶望したのを覚えています。


そして、役職手当もすずめの涙ほどしか出ないことも給料の少なさに大きく影響しています。


1位:自爆

農協といったら自爆です。全職員が年間を通していろんな商品の営業ノルマを課せられます。僕のいた農協では定期貯金、共済、お茶っ葉、組合員加入、お盆と正月の食材、農業新聞の定期購読、家の光(雑誌)の定期購読などがありました。


問題なのは、これら商品がいらない物ばっかりなこと。特にお茶っ葉と農業新聞の定期購読、家の光(雑誌)の定期購読は欲しい人がほぼ皆無だと思います。なので善意で買ってくれる人を探すことになります。幸運なことに善意で買ってくれた人は意外といましたが。


以上のお茶も農業新聞も家の光もまだ低額なので自腹でも不快な気分になる程度で済みますが、1番の問題は共済です。共済は毎月の固定費になってくるので全て自分で加入すると生活できなくなります。昇給額が少ないので八方塞がりになってしまうことが辞める人が多い大きな理由だと思います。


農協は辞めるべき?

じゃあ農協は辞めるべきなのかというと、辞めない方が良い人もいます。


農協を辞めない方が良い人

  • 40歳以上の人
  • 農協を辞めても都市部で転職する気がない人

「40歳以上の人」の理由は、40歳以上の転職はかなり難しいことと、定年まで20年前後であれば危機的状況になることも考えにくいことからです。「農協を辞めても都市部で転職する気がない人」の理由は、農村部では農協より良い会社がそもそも無い場合が多いので、最低でも県庁所在地レベルの都市部へ移住する気がなければ辞めない方が賢明だからです。


もし、「農協を辞めて都会へ出たい」「やりたい仕事がある」という人は転職活動を始めましょう。僕は秋田の農協に在職中に東京へ面接に出向いて転職しました。ちなみに転職活動を始めて2ヶ月後には東京の会社が決まりました。


僕が利用したのはリクルートエージェントです。完全無料で登録できるサービスですが、転職のプロと転職活動ができます。面接対策や求人選び、応募書類の添削や面接日程の調整などをやってくれるので、転職活動を正しいやり方で効率よくやることができました。キャリアアドバイザーとの連絡は電話で行うので、田舎にいながらでも転職活動ができます。


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おぜに

28歳男。大手WEBコンサル会社で会社員をしつつ、フリーランスとしてもWEBコンサルタントをしています。他にもP2Pや仮想通貨、ブログアフィリエイト、動画編集、転売など様々な副業経験あり。

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